役員報酬の決め方
役員報酬を決める手順について見ていきます。
役員報酬は、原則的に株主総会での議決が必要となります。その後、取締役会での決議を行い、決定する流れとなります。
株主総会で決めるのは、役員報酬の総枠だけです。株主総会参加者の2分の1以上の賛成が得られれば可決となります。
株主総会が開かれた際には、開催日時、場所、出席した株主の発行済み株式総数などを記事録に残します。
株主総会が終了後、取締役会での決議に移ります。役員への個別の支給額、つまり報酬は取締役会で決まります。
取締役会とは、株主総会で選任された取締役3名以上で構成される会社の意思決定機関のことです。
取締役会においても、株主総会と同じ参加者の2分の1以上の賛成が得られれば可決となります。
ここでも議事録を作成します、以上のような流れで役員報酬は決められます。
株主総会、取締役会双方の議事録については、税務調査などでも対応できるように、作成・保存を忘れずにしなければなりません。